8/04/2013

イケイケ



「星君てちょっと"イケてない"じゃない?そこが凄く良いんだよ。」

お世話になっているカメラマンとの飲みの席で言われて嬉しかった言葉。


子供の頃は月並みに"イケてる"男になりたいッ!なんて思ってはいたけれど、

社会に出た頃からかな、"イケてる"事に頓着する必死さに対して白けが生じてきて

野暮ったさとか土臭さを醸し出せるようになりたいと思い始めた。

音楽しかりファッションしかり、何にでも当てはまる事だと思うけれど

洗練されすぎたモノはかえってイヤラシい。

「わかったわかった、お腹いっぱい。キミは"イケてる"よっ!…。」

なんて言いたくなっちゃう。


結果、辿り着いた結論が

”土着こそ洗練”


そんなテーマを勝手に掲げて10年近く経ち、

ようやくそれを評価してもらえるようになったというわけだ。


これからも"イケてない"男であり続けたい。

3/27/2012

寒き夜の 文字数過多な 悪ふざけ


窓ガラス越しの
光の透過と反射と吸収が醸し出す絵に
いつも見入ってしまう。

この日もいつものように
電車に乗って窓から外を眺める。


透過する景色に
反射した反対側の窓の像が映り
ガラスのフィルターに吸収された光が
カラーバランスを崩して
幻想的な彩りを与える。


「何を見ているの?」

そう問いかけてきた隣に座る彼女に
僕はかくかくしかじかと説明する。

それに対して彼女が一言。

「あの窓の像は反射光ではなく、実は本当に空に浮かんでいて
異空間と繋がっているのよ。それは窓越でしか見る事はできないんだけどね。」

月は衛星ではなく、空にあいた穴だなんていう御伽話があったけれど
どうやらそこに見える窓もその類いのものらしい。

いや、なにも彼女はトンデモ発言をしていた訳ではなく、
世の中にはそういう一見すると何の変哲も無い
情緒的空間が沢山あるんだよとの事。
それに気付いた人はその窓を開ける事が出来るのです。

そんな彼女の感性にはっとさせられる今日この頃。









#彼女いません




 

2/26/2012

レペゼン1982

同い年シリーズ第2弾

ちょいと照れますが、本人がこれを読む事は
きっとないだろうという体で、勝手に書かせてもらいます。



その男と出会ったのは10年ほど昔、渡米前に1年間生活した東京にて。

田舎から出てきて間もない頃の自分、今以上の中二病的疾患もあって
まあ色々舐めてました。半面飢えてもいました。
自分の趣味嗜好について話せる人が少なかったのもあったし。

そんな折、共通の友人を介して話すようになったのがその男。
最初はちょっと面白い奴だな〜ってな具合で
軽い感じの付き合いだったんだけれど、徐々に理解するにつれ
その底知れぬ思考と感性に面食らい、完全にやられたのでした。
それが2001年の秋頃の話だから、当時19歳。
今思い返してみても突出した存在だったと思う。

それからの半年間、 レコード屋巡りに同行しては
懐メロからノイズミュージックまでdigして、
渋谷の外れの兎小屋のようなボロアパートを拠点に、
アバンギャルドなイベントへと繰り出す。
そんな刹那な青春を共に過ごすこととなる。


その後疎遠になりながらも、あいつは何かするはずだと思い、
度々名前をググってはみるもののヒットせず。
数年を経て、ようやく芸名で活動している事を知る。

その男、田我流。映画に出演しました。





ロカルノ国際映画祭出品。ナント三大陸映画祭グランプリ etc.
そんな現状を知り、ああ、やっぱりあいつはやってくれたなと
感極まったのでありました。



彼や先日紹介した佐藤さんにも当てはまる敬服すべき共通点が
地方を拠点にして活動しているという事。

カルチャーを求めて上京するなんていう時代はもう終わっているし、
東京至上主義に中指立てて、もがきながらも地方からカウンターを
喰らわしてやるといった思想が、新たな文化を育てるのではないかと
密かに期待しているわけです。東京にいるお前が言うなよって話だけど。










田我流、4月にニューアルバム発売だそうです。
客演にはなんとECDの名前が!熱い!
各方面で話題の映画サウダーヂも各所で上映予定です。


そんな飛ばしっぷりの同い年を目の当たりにして
またまた触発される自分なのでした。





2/07/2012

maiko san

明けまして早1ヶ月
私、春には生誕30周年
節目の年でございます。

そんな昭和の伍拾七年生まれ。
なんだろう、中途半端な世代です。
日々脱力気味に生きてる人も
さぞかし多いことでしょう。

今回紹介したいのは
そんなもの憂い世代の中で
センスが光る表現者。

Maiko Sato – The Chomirizers

ブログを開いた途端に飛び込む前衛っぷりがステキな
アーティストの佐藤方衣子さん。

彼女の作品には偶然遭遇したのだけれど、
もうね、一気に引き込まれました。

上のリンク先に飛んでもらえば瞭然
下手な解説は野暮だと思うんで、
とにかくポチッとしてみてください。



作品が秀逸なのはもちろんですが、
グッとくるのは彼女の文章センス。
絶妙なバランス。素晴らしい。

同い年にこんな粋な女性が居ることを知り
病み上がり、震災上がりのメンタルへの
カンフル剤となりました。

そんなもんで、最近自分の拙い文章力に辟易している次第であります。

いつまでも キドってないで チョミらねば と。


方衣子さん 勉強させて いただきやす