6/21/2009

故郷







終末論を具現化したかのような無機質な空間。


今までは、そんな混沌とした風景が逆に良いんだと
無理矢理考えていた節があったけれど、
日本国の都大東京(他都市ももちろんそうだけれど)の、
温度の感じられない景色は
やはり馴染む事ができない。

繁華街は富を成すための
乱暴な看板や広告塔で溢れ、
再開発という大義名分の元、
官や資本家と手を組んだ建築家の先生方は
破壊行為を繰り返している。
住宅地には、各々の所有者の独断で建てられた
統一感皆無の商品住宅が並んでいる。

確かに震災の多い土地柄に加え
木造建築が主であったため、
景観を維持するのは容易くない事はわかるけれど、

安易に建てられたとしか思えない建築群の中にいると、
やっぱりたまらなくなってしまう。

あと数十年後には、皆の故郷の面影は
跡形も無くなってしまうのかもしれない。